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 ユニチカユニオン

2016作品コンクールCONCOURS

文芸の部 俳句

特選 入選 佳作 (敬称略)
秋の夜 わが子が月に 手をのばす
月を見ているわが子が月に手をさしのばしていた。まるで月を欲しがっているように感じた。煌々とした輝きに幼心にも魅了されたのだろう。その横顔はまさに純心そのものだったろう。親の眼を通してこの透明感溢れるいい句に出会えてうれしいです。しかも長年、選をしてきたユニチカユニオン俳句だからなおうれしいです。(総評抜粋)
今津 智徳 垂井
柿の実と 夕日重なる 散歩道
鈴なりに実った柿。折しも真っ赤な夕日が沈もうとしています。まさに柿の実と夕日のハーモニー。俳句の感動は二つの物が互いに触発され響きあってこそ感動が生まれるものです。(総評抜粋)
長谷川 由美 本社
新入社員 僕らも皆んな 蝌蚪(かと)でした
蝌蚪(オタマジャクシ)を擬人化した句は多いが、新入社員を素材にしたのは面白いです。いくら頭をふっても尾をふっても前に進めず手足がでるまで泥田で穏忍自重。まさにかつての新入社員の回顧録です。今は世もかわり大粒の蝌蚪ばかり。句調も親しみのある口語体でよかったと思います。(総評抜粋)
榊間 夏生 岡崎
花咲いて 夜空を彩る 揚花火
花火を見て一輪の花と見たのです。次々と打ち上げる花火を物として捉え、その彩りが新しい花の開花として感銘したのです。(総評抜粋)
河島 秀明 垂井

散歩道 今年も鳴いてる ウシガエル 青木 俊幸 岡崎
快晴に 号砲響け 運動会 荒川 尚志 岡崎
赤とんぼ あぁ赤とんぼ 赤とんぼ 石丸 幹 岡崎
秋空を 背負いて笑う 子供たち 井上 崇史 岡崎
深まりを 日に日に感じる 秋の風サ 井上 崇史 岡崎
明け方に 暖を求めて すり寄る子 井上 崇史 岡崎
肌荒れで 秋の深まり 感じつつ 井上 崇史 岡崎
散歩道 この指止まれ 赤とんぼ 植木 悠太 岡崎
赤とんぼ 夕風に揺れ 何処へ飛ぶ 奥 昭博 岡崎
蒲郡 夏に響けし 蟇 榊間 夏生 岡崎
秋深し 負けじと案山子 君の名は 榊間 夏生 岡崎
楽しまず 新雪の道 押しのける 澁谷 健 岡崎
御所森の 影夏の客 ひきよせる 澁谷 健 岡崎
忘年会 朝まで飲むぞ 朝後悔 田内 宏平 岡崎
知らぬ間に 朝晩寒く 秋惜しむ 田邊 雄一郎 岡崎
蝉と日と つるべ落としの 帰り道 田邊 雄一郎 岡崎
秋霖の 晴れ間に孫と コストコ 服部 一輝 岡崎
塩焼きで 卸し添へサンマ たのしむ 服部 一輝 岡崎
CMみて 食べたくなった 月見バーガー 服部 一輝 岡崎
蝉時雨 湯煙香る 隠れ宿 久本 優成 岡崎
陽の色に 染めて行く年 紅葉舞う 冷牟田 優一 岡崎
札遊び 日本の持ち手は 米の中 宮野 雅人 岡崎
札そろい 日本の切り札 米次第 宮野 雅人 岡崎
夕焼けに キラリと光る 一番星 有田 稔 垂井
冬風の 骨身にしみる 季節かな 石間伏 和人 垂井
夏が過ぎ もみじちりゆき 冬が来る 今福 貴宏 垂井
秋風が 吹けば良い良い 明日風邪 今福 貴宏 垂井
冬タイヤ 早め早めに 付け変えよ 今福 貴宏 垂井
秋風に 揺るる水面に 赤もみじ 岩崎 絋丈 垂井
カラカラと 乾いた空気 秋のにおい 岩崎 絋丈 垂井
初雪に 心が躍る 幾つでも 岩崎 絋丈 垂井
春風に たゆたう川面 たらい舟 小笹 靖麿 垂井
冬の暮れ 薄れる街に 星ひとつ 小笹 靖麿 垂井
夕やけに 仲良く空飛ぶ 赤トンボ 河島 秀明 垂井
滲むそら 耳をつんざく 秋の声 黒田 拡 垂井
音を聴く 眼裏浮かぶ 大花火 黒田 拡 垂井
自転車の かごにすとんと 秋の空 佐竹 高明 垂井
夕焼けに てらされ輝く いぶきやま 佐竹 高明 垂井
丸ぼうず いろんななみだ こうしえん 佐竹 高明 垂井
ホレなおす ゆかた姿に 一目ぼれ 佐竹 高明 垂井
グランドを かける球児の 球の汗 佐竹 高明 垂井
かき氷 食べては痛む もう1個 佐竹 高明 垂井
セミの声 毎年聞くや なつかしい 佐竹 高明 垂井
色変わり 四季の変わり目 だいだいに 佐竹 豊 垂井
夕時雨 ポケモンGOより 炬燵へGO 佐野 佑樹 垂井
夕立や 去った空には 光る虹 宗宮 健太 垂井
出たくない こたつに潜む 悪魔かな 高田 直哉 垂井
としをとる おとろえがくる 秋だね。 月花 正信 垂井
実の秋 食欲出る はらも出る 月花 正信 垂井
秋の空 トンボが飛んで いるんだよ 内藤 洋介 垂井
夕立や 去った空には 光る虹 中島 敏勝 垂井
夕焼けに ポツンと光る 一番星 中島 敏勝 垂井
朝の空気 いよいよ澄んで 雪のいぶき 中島 敏勝 垂井
秋の空 見渡すかぎり 赤トンボ 中島 好弘 垂井
夏終わり ツバメは南へ 大旅行 中島 好弘 垂井
風の音 強くなるにつれすすむ 冬じたく 長田 直樹 垂井
強まる風 体にあたる 北風 長田 直樹 垂井
栗ごはん サンマにキノコ 腹へった 深江 亮裕 垂井
銀杏の葉 ひらひら落ちる 秋の風 村田 裕哉 垂井
冬来たと 肌で感じる 伊吹下ろし 村田 裕哉 垂井
体感温度 5℃は上昇 セミの声 村田 裕哉 垂井
冷やかな 夜景を照らす 月明かり 村橋 正則 垂井
来る人の 笑顔弾ける 秋祭 村橋 正則 垂井
立秋の 景色に映える ススキたち 村橋 正則 垂井
街歩き 黄砂にかすむ 僕の目が 持留 大介 垂井
春の風 吹かれて笑う 新芽たち 持留 大介 垂井
雪虫が 飛ぶ街歩く クリスマス 持留 大介 垂井
いつからか 吐く息白く 冬もよう 柳田 勇 垂井
寒くなる 今年も終わり また一年 吉田 祐介 垂井
部活動 夏引退で 戻ふく 吉田 祐介 垂井
北風が ふけば冷えこむ 雪景色 吉田 祐介 垂井
秋風で 落ち葉ひろっては たき火かな 吉田 祐介 垂井
深緑の 夏を終えて 秋くる 吉永 一雄 垂井
彼女無し 文無し足無し 寝正月 和田 岳人 垂井
いねかりが おわった後は カラスつどう 渡辺 栄雄 垂井
山々が 紅や黄色に 模様替え 渡辺 大槻 垂井
黄金色 いちょう並びし 通い道 岡 秀和 宇治
雪吊りや ただ足音の 白の原 星野 美華 宇治
うろこ雲 号砲高らか 走る背に 星野 美華 宇治
秋の空 進んだ道に 曇りなし 樋口 尚美 坂越
朝顔や 夏の朝いち 華やかに 宮本 孝典 坂越
日向ぼこ 音楽の要る さめやらず 肥塚 正裕 AUS
着ぶくれて こみちは草に 夕風や 阪田 英雄 AUS
年忘れ 噴きこぼれては けむりはく 西山 雄二 AUS