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 ユニチカユニオン

2016作品コンクールCONCOURS

文芸の部 短歌

特選 入選 佳作(敬称略)
 入選作は総評を抜粋しています
縁日の 金魚が躍る きらめきに 魅せられ今日も じっと動けず
ご一緒に見ていたい衝動にかられます。この一首は「今日も」とあるので縁日がおこなわれる日にお参りなさった折の作者のご様子は、いつもそのようであることを思わせます。このとき作者のお心には雑念がなくまるで少年の日のようなご気分なのかも知れません。(総評抜粋)
吉長 良雄 垂井
走る時 風が冷たく 何一つ 知らぬ我が身よ 秋の訪れ
走り始めてから風がにわかに冷たくなっていることに気が付かれた。もう走るつもりになっておられるので今更中止にする気分ではないだろうし、未だ未だ先と思っておられた秋が突然にやってきたことで結局のところご自身で察知することの難しさをつくづく感じられたのです。自然のことも人生のこともひとまず天にまかされて今はどうぞ走り続けて下さい。(総評抜粋)
小寺 成明 垂井
名前呼ぶ 小さな体 よちよちと かけよる姿 笑顔最高
世の中このような母さまばかりだとよいなと心から思います。「小さな体よちよち」でおさなごであることがしっかり伝わります。現在の社会体制のなかで子育てをするのは大変なので子はもてないという言葉を聞くことがあります。そのようなお方にもこの短歌を鑑賞していただいて、母なればこそ味わえるひとときを知りお考えをかえていただければと思います。(総評抜粋)
松原 葉子 垂井

教えてよ 今忙しい また今度 知らぬと言えぬ 子の宿題 井上 崇史 岡崎
意気込んで パソコン机に 向う日々 自宅と職場で 姿勢は違わず 三大寺 悠樹 岡崎
梅雨に積む 洗濯物の 湿り気の 重さに飽きて かごに押し込む 澁谷 健 岡崎
朝顔に 見目麗しと 嫌味言う 月曜日には 憂鬱顔で 澁谷 健 岡崎
青い空 晴天な雲に 似合うのは すてきな笑顔 冬の足音 石間伏 和人 垂井
ウグイスの 一声鳴くも 春の雪 三寒四温 まだ無理するな 吉長 良雄 垂井
冬の日の 湯気立つほどの グランドを ともに過ごした 仲間達 江 和人 垂井
秋の中 川のせせらぎ 川の音 心響いて 心和やか 江 和人 垂井
休みの日 走っているが 本当に やせるのかなあ やせるのかなあ 小寺 成明 垂井
帰り道 友がいきなり 叫びだす そして輝く ウルトラソウル 小松 弘孟 垂井
上見上げ 暖色から 秋模様 目線下げては 赤じゅうたん 佐竹 高明 垂井
小さな子 小さな足を のせている 小さな車いすは ゆっくり動く 宗宮 健太 垂井
今日の夢 挫折しようと 明日は来る 見あげてごらん 幾多の星を 長谷川 稔 垂井
亡き父よ 母は元気で まほろばに ニチボーOG 孝行しろと 長谷川 稔 垂井
怒っても ママ大好きと 言ってくれ いとおしくあり 母心泣き 松原 葉子 垂井