![]() 人間に例えると、女性が口紅を軽くひき薄化粧をすると同じように、粉雪が椿の花に降りかかり、紅色をやさしく包みうっすらとした紅色にみせた様子。正に雪化粧。 |
遠山 清治 | 垂井 |
![]() 寒い朝。山の向こうから朝日が昇ってくる。光はやや弱いがキラキラと輝いて、何か語りかけているような風を送ってくる。 |
T.N | 岡崎 |
![]() 秋も深まり寒くなってきた。一日中つけていたマスクを外してみる。新鮮な空気を吸った。作者はそう言わないで、秋を嗅ぐという面白い表現だ。 |
ひとり | 本社 |
![]() 寒い風が吹きつける帰り道、落ち葉が風に転がり木枯らしが落ち葉を躍らせて、面白い風景を見たのだ。 |
K.O | 岡崎 |
年の夜故郷の味まだ遠く | S.I | 岡崎 |
静電気忘れた頃にやってくる | Y.O | 岡崎 |
漸寒し衣替えるは尚早し | 金刺 祐大 | 岡崎 |
新幹線流るる雪の富士のぞみ | R.K | 岡崎 |
赤ら引く朝行く親と雛燕 | Y.S | 岡崎 |
冬めくと涼しき風が駆け巡る | シモー | 岡崎 |
秋風に吹かれ続けて散る紅葉 | A.T | 岡崎 |
温暖化騒ぐ割には冬寒い | S.N | 岡崎 |
空高く秋のうろこが舞い踊る | 長坂 委千代 | 岡崎 |
秋の美味旨味が増して腹が鳴る | 野中 謙次郎 | 岡崎 |
秋の瀬戸水天一碧浮かぶ島 | 畑佐 貴志 | 岡崎 |
喧騒を振り放す如く水潜る | 松本 拓也 | 岡崎 |
コロナ禍でまたたく間に寒の入 | T.A | 垂井 |
コロナ禍に想いをはせる夏の海 | 石間伏 和人 | 垂井 |
虫の音BGMに月見酒 | Y.K | 垂井 |
秋の空夜空に光る満月や | Y.K | 垂井 |
寒い朝水がつめたい手が凍る | R.K | 垂井 |
秋深し山の上から見る景色 | M.K | 垂井 |
車窓からもみじの山の美しさ | M.K | 垂井 |
秋の田の稲穂の色は黄金色 | M.K | 垂井 |
朝月や我が雑念も静寂し | 駒沢 ひとみ | 垂井 |
美しき晩秋染まる京の川 | 坂本 草太 | 垂井 |
我一人春のうたた寝昼下がり | 坂本 草太 | 垂井 |
散歩道木枯らし吹いて家遠し | 土田 誠 | 垂井 |
素振りして重ね着言い訳スコア並 | 土田 誠 | 垂井 |
ふるさとのリンゴがとどくあきだなあ | T.T | 垂井 |
年の瀬に年末ジャンボ夢をみる | 内藤 洋介 | 垂井 |
冬が来た財布も家も寂しいな | 中原 淳樹 | 垂井 |
満月を眺めながらのランニング | アア | 垂井 |
しんと咲く白玉椿願い乗せ | 西村 徳之 | 垂井 |
機械音夜闇に去りゆく流れ星 | 福士 滉也 | 垂井 |
空見上げ秋刀魚が食べたい鰯雲 | T.M | 垂井 |
冬の空風にまう雪星のよう | T.M | 垂井 |
帰り道おでん抱えて暖を取る | T.Y | 垂井 |
冷たさが喉に沁み入る麦酒かな | T.Y | 垂井 |
闇を抜け圧倒される車内新緑の道 | T.Y | 垂井 |
朝霧がはれて気付くあたたかさ | 澤村 佳裕 | 宇治 |
車両窓山の色付き初紅葉 | S.S | 宇治 |
蜩(ひぐらし)のコーラス弾むソロキャンプ | N.H | 宇治 |
庭で舞うほうきの先の葉やバッタ | C.M | 宇治 |
戻り梅雨帰路見上げれば虹の橋 | 森北 達弥 | 宇治 |
秋の風田んぼの稲穂そよそよと | H.I | 本社 |
休日の夜長漁れり文庫棚 | 今村 俊治 | 本社 |
コロナ禍は葉書きしたため冬の空 | 川端 翔子 | 本社 |
紅や青瞳に映る花火見る | Y.Y | 本社 |