戦場のヒマワリ畑墓碑に似る ロシアのウクライナ侵攻によって、ヒマワリという花が、悲しみの象徴となりました。この戦場では向日葵が立ち尽くしています。 |
澁谷 健 | 岡崎 |
桜紅葉さまざまな人通りゆく 桜の紅葉を眺めながら、大勢の人が通り過ぎてゆきます。同じ桜紅葉でありながら、人それぞれ違うことを思っているに違いありません。思い出がさまざまであ るからです。 |
H.U | 垂井 |
道がつき二人描いた碇星
碇星とはカシオペア座のこと。周りに明るい星がないので、探しやすい。二人にどういう道がついたのか、何を描いたのかは、謎だ。それが却っておもしろい。 |
澤村 佳裕 | 宇治 |
紅葉降る陽だまりのなか猫一匹 紅葉のある、そして降っている陽だまりにいるのは、限りなくしあわせなことだ。人はもちろん、この猫も豊かな気分であることよ。 |
野原健太郎 | 宇治 |
オリオンと夏馳せながらかりゆしで | K.I | 岡崎 |
クリスマス一緒に過ごす人の名は? | 大潟 豊 | 岡崎 |
木々が揺れ寄り添い眺める雪の華 | 太田 洸一郎 | 岡崎 |
夕暮れを背景踊る木の葉たち | O.K | 岡崎 |
初氷幼き子たちの笑い声 | 折小野 琢真 | 岡崎 |
秋の園大地埋めるは赤い羽 | Y.K | 岡崎 |
雨降りし散る赤紅葉見たりけり | R.K | 岡崎 |
梨柿を味わい思ふ故郷の秋 | K.S | 岡崎 |
黄昏の旅往ぬ祖父とちちろむし | Y.S | 岡崎 |
朝顔が眠れぬ夜を連れてきた | 澁谷 健 | 岡崎 |
秋の時期風邪かコロナかわからない | H.S | 岡崎 |
円安で頭の中は冬化粧 | 長池 慎二 | 岡崎 |
秋桜が風にたゆたう散歩道 | 長坂 委千代 | 岡崎 |
木枯らしに肌に感じて衣替え | 野中 謙次郎 | 岡崎 |
秋刀魚焼き値上げで家計も火の車 | 平田 達朗 | 岡崎 |
雪が降り辺り一面白銀世界 | T.A | 垂井 |
梅の花まだかまだかと春を待つ | 大野 隼都 | 垂井 |
満月や夜空に浮かぶ秋の声 | Y.K | 垂井 |
窓の霜気づき再び夢の中 | 坂本 草太 | 垂井 |
クリスマス行事だらけてんてこまい | 佐竹 高明 | 垂井 |
七五三晴れ着姿で花より団子 | 佐竹 高明 | 垂井 |
どんぐりをひろいすすまぬやまのみち | S.S | 垂井 |
さむくなりこたつを出そうかまよってる | K.S | 垂井 |
さむくなり木枯らし吹いて冬きたる | T.T | 垂井 |
秋の夜を彩りつくすともしびや | AB | 垂井 |
秋めくと光輝く彼岸花 | 原田 良美 | 垂井 |
秋の末散る葉に染まる赤絨毯 | 福士 滉也 | 垂井 |
新天地息もできない冬の風 | N.F | 垂井 |
秋空に消えていく愛故郷の地 | J大 | 垂井 |
北風に吹れて揺れる葉と心 | T.M | 垂井 |
もみじ狩り赤黄緑の高野山 | A.M | 宇治 |
とまらない食欲旺盛肥ゆる秋 | A.M | 宇治 |
暗闇にカエルの鳴声こもりうた | 井上 安子 | 宇治 |
たけばやし春のおとずれホーホケキョ | S.I | 宇治 |
金木犀匂いにつられて花みっけ | げそ | 宇治 |
空青く枯葉サクサク急ぐ朝 | M.C | 宇治 |
秋晴れの銀杏拾い御堂筋 | H.I | 本社 |
寒き夜我犬に布団(わがこにふとん)奪われる | さくらんぼ | 本社 |
モフモフのひざ掛け代わり我犬抱く(わがこだく) | さくらんぼ | 本社 |
にぎやかな南瓜うきうき気分身を包む | ジャスミン | 本社 |
蜜柑むく君の指先筆の色 | Y.H | 本社 |