![]() 人の呼吸は吸うよりも吐くことが大切。しかし、ここは思いっきりたくさんの空気を吸っている光景でしょう。朝焼けを、ひとり占め。その表現、心象には自身に期待している想いが溢れています。読者も爽やかになります。 |
Y.Y | 本社 |
![]() ひやおろしという言葉は、酒好きにはたまらない情緒があるのです。それを聞こし召していれば、たぶんどのような肴でも美味しく感じるはずです。対面していれば人もまた。 |
M.M | 本社 |
![]() これはまた、何と可愛い俳句でしょう。確かに剝かれた蜜柑の袋それぞれは同じかたちをしています。この視点が俳句、なのです。 |
S.A | 岡崎 |
![]() 現在も受験生の筆記具は鉛筆なのでしょうか。そのお気に入りの鉛筆を持てば、解答はすらすら。父、の眼差なのでしょうか。きっと合格、です。 |
澁谷 健 | 岡崎 |
虫の声聞かず始める冬支度 | S.I | 岡崎 |
日曜の茜空見る気が沈む | 石井 仁 | 岡崎 |
朝寒し昼は汗ばむ陽気かな | K.I | 岡崎 |
冬の朝車の窓が凍りつく | W.I | 岡崎 |
七五三写真で残る娘たち | M.U | 岡崎 |
うつむいて帰る顔おこす金木犀 | K.O | 岡崎 |
夏の果紅になれずに落葉す | 金刺 祐大 | 岡崎 |
薄着にて彩る山容通り貫け | 黒谷 英民 | 岡崎 |
待ちわびる色付き薫るラフランス | K.S | 岡崎 |
かき氷白雲に出づる花手水 | Y.S | 岡崎 |
白雨あり昼は晴れても内に干す | T.S | 岡崎 |
春麗寝ぼけ虚空にラリアット | 澁谷 健 | 岡崎 |
秋急に扇風機OUT炬燵IN | 澁谷 健 | 岡崎 |
霜柱頭に土と落ち葉乗せ | やまとん | 岡崎 |
秋晴れだコンビニだけだし半袖で | K.D | 岡崎 |
冬がきたこたつでゴロリあったかい | ちゅぽへい | 岡崎 |
秋の空夕焼けの雲心和む | 野中 謙次郎 | 岡崎 |
人通り我ふりかえる秋の暮 | 松本 拓也 | 岡崎 |
バーベキューアルミホイルで包む茄子 | T.Y | 岡崎 |
つい触る指の逆むけ冬の星 | S.O | 岡崎 |
冬ざれが畔(ほとり)に映る冬景色 | T・A | 垂井 |
夏の海心をいやすひとときの | K・I | 垂井 |
我憂う秋の季節の短さよ | 岩崎 紘丈 | 垂井 |
秋を待つ染まらぬ葉っぱいとおしい | H・U | 垂井 |
秋深し景色うつくしあざやかに | 長田 直樹 | 垂井 |
黄砂飛び黒い車が真っ黄色 | 黒川 利勝 | 垂井 |
雪掻き前屋根見て一言こりゃやーねー | Y・S | 垂井 |
あきすぎてふゆがきたりてすきなべか | T・T | 垂井 |
物価高懐寒い冬が来る | H・M | 垂井 |
雪が降りいつも思う春はまだ | T・M | 垂井 |
冬支度始めた秋がまだ暑い! | K.U | 宇治 |
帰り道風のにおいで秋をしる | 澤村 佳裕 | 宇治 |
寒くなることを願いて衣替え | 野原 健太郎 | 宇治 |
この夏の暑さに耐えるセミの声 | H.I | 本社 |
長き夜月の明かりで読書かな | H.I | 本社 |
難五郷酒蔵巡り新酒なり | H.I | 本社 |
秋茄子を嫁に食わせと義母の愛 | 今西 由奈 | 本社 |
プレゼント靴下ゆれる暖炉前 | れんこん | 本社 |
新米を求めて並ぶ汗流れ | H.S | 本社 |
夕立ちは止んだか?ふたたび蝉しぐれ | Y.T | 本社 |
紫陽花が喜んでいる通り雨 | Y.Y | 本社 |
ひまわりと日焼けを競う麦藁帽 | Y.Y | 本社 |
イルミつき秋は過ぎ去り冬が来た | はるにゃんのママ | 本社 |
クリスマス食べる楽しみ怠らず | はるにゃんのパパ | 本社 |
寒すぎるボーナス額と秋の夜 | A.F | 本社 |
冬眠を邪魔してごめん芋を掘り | ひきがえる | 本社 |
御堂筋白日傘に寄り合う二人 | 綿口 龍宏 | 本社 |